犬の噛み癖のしつけの仕方

犬の噛み癖のしつけの仕方

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犬は、人間と違って手を使うことができません。なので、物を確かめようとしたり、相手を止めようとするときには『噛む』という行為をします。犬にとって『噛む』ことは、人間が手を使うことのように自然なことなのでこれを止めさせるのは、時間がかかってしまいます。そのため、噛み癖で悩んでいる飼い主の方が多いのです。

中には、甘噛みくらいならいいやと放置しておく飼い主の方もいますが、『噛む』ことに対して遠慮がなくなってしまうと、時に大きなトラブルにつながることもあるのです。

そこで今回は、犬の甘噛みや噛み癖を止めさせる方法まとめてみましたので、ご紹介したいと思います。

犬はなぜ噛むのか?

甘噛みや噛み癖を治すための一番の近道は、犬の気持ちを知ってあげることです。そもそも、なぜ犬は『噛む』のでしょうか。この記事の最初にも説明したとおり、犬にとって『噛む』ことはとても自然なことなので、さまざまな理由があります。いくつかご紹介します。

歯がかゆいことによって

犬も人間と同じように、生まれてから2ヶ月から半年の間に乳歯から永久歯に生え変わります。この時に、歯が痒くなってしまうので、自然と何かを噛んでしまいます。甘噛みや噛み癖をしつけるタイミングとしては、この時が一番いいと言われています。

好奇心によって

冒頭でも紹介したとおり、犬は人間のように手を使って正体不明なものを調べることはできません。犬にとって『噛む』ということは、気になったものを知るための重要な手段です。しかし、人間の社会では、知らないものに対して『噛む』という行為は、歓迎される行為ではないので、犬と一緒に人間社会で暮らすためにはしつけが必要になります。

恐怖によって

これが、人を噛むときの一番悲しいパターンと言えるでしょう。叱るときにすぐに手を出してしまう飼い主の方は、犬に噛まれる可能性が高いと言えます。

犬の状況を人間で例えてみます。あなたが、ずっと誰かから殴られ続けてたとします。すると、遅かれ早かれどこかのタイミングで、殴ろうと振り上げた腕を止めようとするのではないでしょうか。人間の言葉を話すことのできない彼らが、抵抗できる数少ない手段として、手を『噛む』という行為をとってしまうのです。

もちろんそれだけではありません、手を出してしまうと犬からの信頼を得ることはできません。それは、犬にとっても幸せではありませんし、あなたにとっても幸せではないはずです。

この記事でご紹介するしつけをすれば、手を出さなくても甘噛みや噛み癖を治すことができ、犬との良い関係を築くことができます。

嬉しさによって

遊んだときの嬉しさによって興奮してしまい『噛む』ことがあります。甘噛みで多いパターンと言えます。こちらも甘噛みや噛み癖をしつけることは、可能です。

余談ですが、ヨークシャー・テリアをはじめとするテリア系の犬種は、『テリア・キャラクター』と呼ばれる突然興奮しやすい性格をしているものがいるので、こういった犬の種類の飼い主の方は、特にこういったことを体験しているのではないでしょうか。

独占欲によって

遊んでいるおもちゃや、食べている途中の食器を取ろうとすると、怒って噛むことがあります。この場合においても、しつけることは可能です。この記事を参考に、試してみましょう。

立場が上になっていることによって

グループの中で自分が組織の一番上に立っていると思っている犬は、自分の思い通りにならないことがあれば、噛みつくことがあります。こういったことは、過剰な甘やかし方をすると発生することがあり。それは、飼い主と犬との信頼関係ができていない状況とも言えます。

また、自分のことをリーダーだと思っている犬は、自分の縄張りに入ってきたと思う知らない犬や人に対しても吠えたり噛みつくことがあり、とても危険な状態とも言えます。

母性本能によって

あまりないケースだとは思いますが、子犬が生まれたばっかりの母犬は、それが家族であったとしても自分の子犬に何か危害を加えようとしているのではないかと判断すると噛むことがあります。こればっかりは、無理にしつけをすることはないと考えます。母犬が落ち着くまで、飼い主の方が噛まれるような状況を作らないようにしましょう。

根本的な問題によって

以上、いくつか紹介しましたが、根本的な問題として犬が社会化できてないということも考えられます。

犬の社会化というのは、小さいときに両親や兄弟とじゃれあったりすることによって犬として社会のルールを知ることです。ここで、犬は相手を噛むと痛がること、自分が噛まれると痛いことを知ります。しかし、こういった体験を小さな頃にしてこなかった犬は、大人になっても、なかなかそういった行動を理解できません。特に以前は、生まれてから2ヶ月などで子犬の売買が禁止されていなかったために、社会化できていない子犬が売買されており、こういったことがたびたび起こっていました。現在では、知り合いなどから生まれて間もないときに引き取る場合でないと、こういったことは起こらないはずなので、もしそういった状況の方は、知り合いと相談して生まれて3ヶ月くらいまでは、両親や他の兄弟と一緒に過ごさせてあげましょう。

しつけの時にやってはいけないこと

噛み癖を治す方法をご紹介するまえに、しつけの時にやってはいけないことを紹介しましょう。今までやってしまっていた方は、以下のことはやらないようにしてください。場合によっては、余計に『噛む』ようになってしまいます。

叩いたり怒鳴ったりする

おどろくべきことに噛み癖を治す方法として紹介しているところがあります。しかし、犬を叩いたり怒鳴ったりすることは絶対にやってはいけません。犬が『噛む』理由のところでも紹介しましたが、恐怖心からさらに噛むようになってしまいます。それだけではなく、一番大事な犬との信頼関係が崩れてしまい、さまざまなしつけをはじめとする、コミュニケーションができなくなってしまいます。

騒ぐ

犬が噛んだからといって周りの人たちが一斉に騒ぎはじめると、犬は噛むと楽しいことが起こってしまうのだと勘違いしてしまいます。そのため、周りの人は騒がずに相手をしている飼い主が、しっかりとした態度で相手をしましょう。

飛び出している鼻や口を抑えて睨みつける

犬の飛び出してる鼻や口であるマズルをコントロールする方法として、よく紹介されている方法です。しかし、専門家のなかでも否定的な意見が数多くあるため、『いぬまとめ』ではオススメしていません。

方法を間違えると、叱るとき以外のコミュニケーションにも目を合わせなくなってしまったり、『犬の歯磨きの仕方』紹介しているように歯磨きのときに口を触らせてくれなかったりと、他のしつけがしにくくなってしまう可能性があります。

噛み癖のしつけの仕方とは

いよいよ、噛み癖のしつけの仕方をご紹介します。成犬になってから噛むことを止めさせるのは、プロのトレーナーでも簡単なことではないため、これから紹介する方法は、できれば子犬の時から始めてください。しかし、大人になった犬に対してもちゃんと効果があります。

国内、そして海外も含めて噛み癖の治し方として紹介されているものを整理して以下のパターンにまとめてみました。いくつかの方法があるので、2ヶ月くらいは1つのパターンを根気よく試しながら、上手くいかなかったら次のパターンという風に試してみましょう。

パターン1:叫んで無視

犬が噛む

大きな声で「痛い!」もしくは、いつも注意している時の言葉を叫ぶ

その場を立ち去り、しばらく無視をする

これを2ヶ月続ける。これで上手くいかなかったらパターン2へ。

パターン2:叫んで人形

犬が噛む

大きな声で「痛い!」もしくは、いつも注意している時の言葉を叫ぶ

いつも噛むことに使っているおもちゃを与えて注意をそらす

これを2ヶ月続ける。これで上手くいかなかったらパターン3へ。

パターン3:叫んで我慢

犬が噛む

何も言わずに我慢する

噛むのを辞めたら、エサをあげて褒める

どうしても治らない時

これらのパターンでどうしても治らない場合は、噛み癖を治すための道具に頼る方法があります。いくつか紹介しますので、犬が噛んだ時に効力が出るようにしてください。

酢スプレー

酢を水で10倍に薄めてスプレーに入れておきます。犬が噛んだときに、すぐに空中にスプレーします。部屋が酢臭くなるので、注意が必要です。犬によっては、効かない場合もあります。

スプレーボトルは中身の見えやすいもの、そして大きなものではなくポケットなどからさっと取り出せるものが良いでしょう。

酢は、いつも使っているミツカンなどのお酢で問題ありません。

ビターアップル

犬が噛んでしまうと困るところに、あらかじめスプレーしておくものがあります。色んなメーカーから出されているのですが、有名なのはグラニクス社の『ビターアップル』と言われる商品です。赤くなっていないリンゴの苦みを取り出した商品で、噛んだり食べて欲しくないものに吹きつけておくと、噛んだり食べなくなるというものです。天然由来ということもあって、長年人気のある商品になっています。しかし、『犬に与えてはいけない食べ物』で紹介している通り、すぐに揮発はしますが、犬に与えてはいけないアルコールを含んでいたり、すぐに味に慣れてしまう犬もいたり、根本的な解決にならないことも多いので、完全な方法ではないことを知っておいてください。

ペットボトル

臭いでダメな場合は、音を使う方法も効果がある場合があります。飲んだ後のペットボトルを洗ってたら、少しだけ水を入れます。犬が噛んだらすぐに、投げる瞬間を見られないように投げて、どこかにぶつけて音を出します。ビックリして噛むことを止めるので、噛むと変なことが起こると噛まないようになります。こちらも効果がない犬はいるので、注意が必要です。

最後に

以上、犬の噛み癖を治すしつけ方法のご紹介でした。

何度でも言いますが、一番大事なのは、犬との信頼関係です。犬の気持ちをしっかりと理解して、より良い関係を作っていくことができれば、犬もあなたのことをもっと理解してくれるようになるはずです。

何か不明な点や、質問があればいつでも『いぬまとめ』までご連絡ください。今後とも、あなたと犬とのより良い関係のために頑張っていきます。

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