犬が唸る時のしつけ方

犬が唸る時のしつけ方

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犬の唸(うな)り癖を治そう!しつけの仕方まとめのアイキャッチ画像

ブラシをかけたり、おもちゃを取り上げたりなど犬が嫌がるようなことをすると顔にしわをよせて「ウゥー!」と低い声で唸(うな)られた経験をお持ちの飼い主さんは多いでしょう。『唸る』という行為自体、人間に害がある行動ではないため、しつけをせずにそのままにしておく飼い主さんが多くいます。ですが、『唸る』という行為は「これ以上嫌なことをすると噛むぞ!」という警告であり、これを無視すると人に噛み付く可能性があります。そのため、『唸り癖』は正しいしつけをしてなおすべき癖なのです。

そこで今回は、犬の『唸り癖を止めさせる方法』をまとめてみましたので、ご紹介したいと思います。

犬はなぜ唸るのか?

唸り癖を治すためには、まずなぜ犬が唸るのか知っておくことが大切です。犬が唸るのにはさまざまな理由がありますので、いくつかご紹介します。

興奮したため

犬同士で遊んでいるときなどに、「ガウガウ、ウー!」と唸ることがあります。これを聞いて、「遊びをやめさせた方がいいのかな?」と心配になる飼い主さんも多いでしょう。ですが、これは人間で言えば気合いを入れるための掛け声のようなもので、真剣に遊んでいるときほど唸り声を出します。なので、この唸りは基本的に問題ありません。ただし、興奮しすぎている場合もあるので、あまりにも唸る場合はクールダウンのため遊びをいったん中断させてお座りなどの指示を出すといいでしょう。

独占欲のため

遊んでいるおもちゃが取られたり、自分のテリトリーだと思っている場所から無理やり動かされたりすると犬は唸るときがあります。これは、自分の所有物やテリトリーの権利を主張しているのです。唸られたのでおもちゃを返したり、もとの場所へ戻したりすると、唸れば返してくれると思い唸り癖がひどくなるので、しっかりとしつけをすることが必要です。

恐怖を感じたため

なにか得体の知れないものに出会うなど恐怖を感じたときに犬は「これ以上近づくな」という威嚇のサインとして唸ります。また、人の手に触られることに慣れていない犬は触れられるだけで恐怖を感じてしまいます。しつけのために犬に手を出してしまう飼い主さんがいるかもしれませんが、犬に恐怖を与えることによってさらに唸り癖がひどくなったり、噛み付くようになったりする可能性があります。さらに、犬との信頼関係が築けず、他のしつけもうまくいかないようになってしまいます。そのため、殴ったり叩いたりなどせずにしつけは行わなければいけません。

立場が上であることを主張するため

犬は、元々狼を先祖とした『集団で生活する』動物です。狼や犬の群れ集団の中には『序列』があり、序列を競い守る仕組みが犬にはあります。犬がペットとして飼われても、家庭の中での序列を重視します。そのため、犬が飼い主より自分のほうが立場が上だと思っている場合は、飼い主に向かって唸るようになります。本来飼い主のほうが立場が上であるべきなのに、主従関係が逆転してしまっていると他のしつけもうまくいきません。唸り癖は犬と適切な関係を築くためにもなおすべき癖なのです。

母性のため

母犬は、子犬を守るために唸ることがあります。これは一時的なものであり、妊娠中・出産後の母犬に見られます。

しつけの時にやってはいけないこと

唸り癖を治す方法をご紹介するまえに、しつけの時にやってはいけないことを紹介しましょう。今までやってしまっていた方は、以下のことはやらないようにしてください。場合によっては、余計に『唸る』ようになってしまいます。

叩いたり怒鳴ったりする

おどろくべきことに唸る癖を治す方法として紹介しているところがあります。しかし、犬を叩いたり怒鳴ったりすることは絶対にやってはいけません。犬が『唸る』理由のところでも紹介しましたが、恐怖心からさらに唸るようになってしまいます。それだけではなく、一番大事な犬との信頼関係が崩れてしまい、さまざまなしつけをはじめとする、コミュニケーションができなくなってしまいます。

騒ぐ

犬が唸ったからといって周りの人たちが一斉に騒ぎはじめると、犬は唸ると楽しいことが起こってしまうのだと勘違いしてしまいます。そのため、周りの人は騒がずに相手をしている飼い主が、しっかりとした態度で相手をしましょう。

飛び出している鼻や口を抑えて睨みつける

犬の飛び出してる鼻や口であるマズルをコントロールする方法として、よく紹介されている方法です。しかし、専門家のなかでも否定的な意見が数多くあるため、『いぬまとめ』ではオススメしていません。

方法を間違えると、叱るとき以外のコミュニケーションにも目を合わせなくなってしまったり、コチラで紹介しているように歯磨きのときに口を触らせてくれなかったりと、他のしつけがしにくくなってしまう可能性があります。

唸り癖をしつける方法

次に、いよいよ唸り癖をしつける方法をご紹介します。犬が唸る大きな要因は、飼い主と犬の間に正しい主従関係が築かれていないことです。そのため唸り癖をなおすポイントはこの主従関係の構築にあります。

そのためには、

1.犬がしてほしくないことを飼い主がしたとき、犬が唸るなら『罰』を与える

2.犬がしてほしくないことを飼い主がしたとき、犬が唸らなければ『褒める』

といった、いわゆる『アメとムチ』によってしつけを行い、飼い主がリーダーであることを認識させることが肝心です。

1については、犬が唸る状況を作り、唸れば大きな音を立てたり、布をかぶせて前を見えなくしたり、薄めた酢をスプレーするなど視覚、聴覚、嗅覚的に犬がびっくりしたり嫌がることやりましょう。これを繰り返していくうちに、犬は唸ると嫌なことが起きる、唸ることはいけないことだと理解するようになります。

2については、犬が唸る状況になり、唸るのをやめたり唸らなかった場合に、ごほうびのエサなどをあげて褒めてあげます。唸るのをやめたらごほうびをあげるというトレーニングを続ければ、犬が何がやってはいけないことで何をすれば褒められるのかわかるようになります。

唸り癖がなくなったら、おやつを与える回数を減らしていきましょう。次第におやつの代わりに褒めるときに使っている言葉で声かけをしたり、頭をなでて褒めるにとどめるだけで大丈夫なようになります。おやつがなくても次第に唸る行為がいけないことだとわかりやらなくなります。犬の集中力は10分から15分しか持ちません。焦って長時間繰り返すと犬も集中力がなくなって飽きたり、更に攻撃的になる場合もあるので、1日数分ずつ根気よく行うようにしましょう。

最後に

以上、犬の唸(うな)り癖を治すしつけ方法のご紹介でした。

一度引き取った犬との生活は何年も続き、飼い主さんにとってはまさに家族といえるでしょう。そんな愛犬の唸り癖を正しくしつけし、より良い関係を築いていきましょう。

何か不明な点や、質問があればいつでも『いぬまとめ』までご連絡ください。今後とも、あなたと犬とのより良い関係のために頑張っていきます。

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