犬好きが、今年ノーベル賞を取った大村教授に感謝すべき理由とは?

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みなさんは犬の感染症である『フィラリア症』をご存知でしょうか? ペットショップや動物病院のポスターなどで一度は見たことがあると思います。また、今も月に1回は薬を飲ませてるという方も多いでしょう。

この『フィラリア症』、感染してしまうと死ぬことがある怖い病気って知っていましたか?

犬がフィラリアを持った蚊に刺されると、フィラリアの幼虫が血管に入りこみます。血管に入ったフィラリアの幼虫は、数を増やしながら心臓を目指します。そうしていくうちにフィラリアは、15~30cmほどの大きさになります。大きな虫が大量に血管や心臓に入ることになるので、血管がつまってしまったり、キズがついたりして体に悪影響が出ます。

具体的な症状としては、以下の動画のように咳をしたり、お腹に水が貯まったり、呼吸困難になります。

1990年前半まで、この『フィラリア症』のせいで犬の寿命はだいたい5歳くらいでした。ところが『フィラリアを駆虫する薬』ができたために、犬の寿命は10歳ほど伸びたのです。

この薬は『イベルメクチン』という成分でできており、その元となった放射菌(ほうしゃきん)と呼ばれるものを静岡県にあるゴルフ場近くの土から発見した人こそ、今回ノーベル医学生理学賞を受賞した、大村智(おおむらさとし)北里大学特別栄誉教授なのです。

つまり、大村教授の菌の研究がなければ、犬の寿命はここまで伸びていなかった、ということですね。

ちなみにこの薬は、家畜にも使われていて、今みんなが美味しいお肉を食べられているのも『イベルメクチン』が大きく貢献しているとも言えるんです。他にも、アフリカや中南米の人々を苦しめていた『オンコセルカ症』や西郷隆盛もかかっていたことで知られる『象皮病(ぞうひびょう)』にも効くことが分かり、2012年までにWHOを通じて10億人を感染症から救っています。

数えきれないほどの人と動物を救った大村教授、本当に感謝の言葉以外ないですね。

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