『ポメラニアン』のすべてが分かる!歴史・性格・大きさ・寿命・毛・価格

『ポメラニアン』のすべてが分かる!歴史・性格・大きさ・寿命・毛・価格

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
これでポメラニアンの全てが分かるアイキャッチ画像

フワフワとした毛玉のような見た目が可愛らしい小型犬のポメラニアン。そんなポメラニアンに関するさまざまな情報をまとめてみましたので、気になるカテゴリをクリックしてみてください。

ポメラニアンの歴史

ロシアのシベリア地方で、犬ぞりやカモシカ狩りのパートナーとして人と暮らしていた、大型犬の『サモエド』という犬の種類がいます。この穏やかで、たくましい体を持った『サモエド』を元に、新しい犬の種類がつぎつぎと生み出されていくことになります。その中にドイツで生まれた『ジャーマン・スピッツ』という犬種がおり、この『ジャーマン・スピッツ』をさらに小型にしたものが『ポメラニアン』だと言われています。

ポメラニアンは、17世紀以降いろいろな国の王族や貴族たちに愛されていくことになります。中でも、現在のポメラニアンに大きく貢献した人物が2人います。1人目は、イギリス国王ジョージ3世の王妃であるシャーロットであり、彼女が2頭のポメラニアンをイギリスに持ち込みました。2人目は、そのシャーロットの孫であり、また愛犬家として知られているヴィクトリア女王です。彼女は、それまで中型犬から大型犬くらいのサイズがあったポメラニアンのサイズを小型犬ほどにしました。これが一般市民のなかで話題となり、ヨーロッパ各地で小さなポメラニアンの人気が一気に高まります。その後も、フランス皇帝ナポレオンの王妃ジョセフィーヌなど、名だたる上流階級の人に愛されていくことになったのです。

また沈没したことで有名な豪華客船のタイタニック号には、少なくとも12匹の犬が乗っていましたが、生き残った3匹のうちの2匹はポメラニアンでした。

日本にポメラニアンがやって来たのは、明治初期の頃です。その後、日本が高度成長期に入ると、豊かさの象徴として、また狭い家でも飼えることから小型犬がブームになり、小型なポメラニアンの人気は急速に高まっていきました。その人気の高さからポメラニアンは、ヨークシャー・テリアマルチーズと合わせて『愛玩犬の御三家』とまで呼ばれるようになりました。しかし、一気に高まったニーズに対して、物ではない犬は急なニーズに対応することが難しく、無理をした繁殖が繰り返された結果、『ペーパーボーン』と呼ばれる、生まれつき体の悪い子もたくさん生まれてしまうという、悲しいことも起きてしまいました。

ポメラニアンの性格

とても頭が良いのでしつけも飲み込みが早く、また活発な性格をしています。家族との交流がないとストレスを感じてしまうので、なるべく一緒にいてあげてください。しかし、しつけができていない場合には、強く依存してしまい家族がいなくなってしまうことにもストレスを感じてしまうようになるので、無駄に甘やかせすぎてしまうようなことも避けましょう。

ちょっとしたことでも吠えやすい傾向があるので、番犬としてはピッタリですが、時には無駄吠えの癖がついてしまうので、しつけが重要になってきます。

ポメラニアンの大きさと体重

ポメラニアンは、小型犬の扱いになります。犬の高さの基準となる、体高と呼ばれる足の裏から肩の骨の出っ張っているところまでの高さは、オスとメスともに約20cm程度になります。体重については、こちらもオスとメス同様に2~3kg前後が目安になってきます。この基準より、重すぎたり軽すぎる場合には、健康に影響が出る場合があるので、体調には気をつけてあげてください。

ポメラニアン以外の小型犬が気になる方は、コチラから探してみてください。

ポメラニアンの運動量

ポメラニアンの歴史でも説明した通り、シベリアでソリを引いているをしているサモエドの血が入っていますが、ポメラニアン自身は、そこまでの運動力を必要としません。しかし、毎日の散歩は必要となってきます。できれば、毎日1回は散歩に連れていってあげてください。また、室内で何かしらのゲームをすると良いでしょう。

散歩の目安ですが、普段からはしゃいでヤンチャをするようであれば、今よりも散歩量を長くしてあげましょう。逆にグタッとしていることが多ければ、運動量が多いのかもしれません。そのバランスを見きわめて、少しでも健康を維持して長生きをさせてあげてください。

また散歩は、運動量を消化するだけではなく社会への繋がりであったり、あなたとの大事なコミュニケーションの時間にもなります。トラブルを防いだり、あなたとの信頼関係を築くことにより、言うことも聞きやすくなるので、そういった意味でも大切にしてあげてください。

散歩の仕方についてはコチラが参考になると思うので、ぜひ参考にしてみてください。

ポメラニアンの毛

毛の色は、あらゆる犬の種類の中でも特に多いことで知られています。単色では、日本ではよく見ることのできる『ホワイト』『オレンジ』『クリーム』の他に、単色だと『ブラウン』『チョコレート』『ブラック』『ブルー』『レッド』、単純な複色だと『チョコレート・アンド・タン』『ブラック・アンド・タン』『ブラウン・アンド・タン』『ブラック・アンド・ホワイト』などがあります。また複数の色が混じったもので一般的なものとしては、薄い基本色の中に灰色や黒色が交じる『セーブル』があります。これは、『レッド・セーブル』『クリーム・セーブル』『ウルフ・セーブル』『オレンジ・セーブル』などがあります。また、ホワイトを中心に、はっきりとした1~2色の班があるものを『パーティーカラー』と呼び、『ブルー・パーティー』『チョコレート・パーティー』『ブラック・パーティー』などがあります。その他の複色では、虎のような縦ジマ模様の毛もあり、これは『ブリンドル』と呼ばれています。これも『ブルー・ブリンドル』などをはじめ複数の色が存在してしいます。また、最近になって生まれた複色では、大理石の模様の意味を持つ『マール』があります。これは、『ブルー・マール』『チョコレート・マール』といった色が存在しています。ただし、この『マール』の毛を持つものは、体が丈夫なポメラニアンの中でも、遺伝性疾患がとても多いことでも知られており、飼う前にはそういった症状と戦う可能性があることを覚悟しておきましょう。

毛の質は、固くてボサボサしている長めの直毛と、ポメラニアンを特徴付けているフワフワしている短い毛を持っており、こういった2つの毛質を同時に持つことを『ダブルコート』と呼びます。

毛の手入れの方法について、ポメラニアンの最大の魅力と言われているのは、このコロッとしたフワフワの毛ですが、特に抜け毛が激しいことでも知られています。そのため、毛の手入れが毎日必要な犬種と言えます。大人になってから毛の手入れをしようとすると、嫌がる子が多く、なかなか思い通りにブラッシングさせてもらえません。小さいころからブラッシングに慣れさせることが大事なので、ぜひ以下のブラシを用意してあげてください。それぞれ、Amazonで一番人気があるであろうものを探しておいたので、これを機に揃えてみるのも良いかと思います。

①コームブラシ

普段のブラッシングに使うと、いざというときにスムーズにブラッシングすることができます。スリッカーブラシと同時に使うことで、さらに効率よくブラッシングをすることができます。またブラッシングの最後の仕上げにも使うことがあり、何かと役に立つ一本なのでぜひ揃えておきましょう。

②スリッカーブラシ

引っかいて皮膚にキズをつけないように、優しく持ってなでてあげるようにブラッシングしてあげてください。大量に毛がたまりますので、たまったらコームブラシで剥ぎとってゴミ箱に捨ててください。

シャンプー・お風呂について、ポメラニアンは月に1回程度が一番いいと言われています。それよりも少なすぎると不潔になってしまい病気の可能性が高くなり、逆に多すぎると皮膚を痛めてしまいます。シャンプー・お風呂の入れ方については、コチラで詳しく説明しておりますので、ぜひ一度読んでみてください。

ポメラニアンの寿命

ポメラニアンの平均寿命は、12歳から16歳と言われています。日本では、20歳以上生きた例も見つかっているようなので、少しでも健康で長くいきてもらうために、心がけたいですね。

犬の年齢についてもっと詳しく知りたい方はコチラに犬年齢計算機を用意しましたので、ぜひ一度調べてみてください。

ポメラニアンがかかりやすい病気

犬種というものは、ミックス犬(雑種)とは違い、同じ犬の種類同士の子供が生まれるので、かかり易い病気が決まってきます。ポメラニアンは、他の犬の種類よりも丈夫だと言われていますが、それでもかかり易い病気があるので抑えておきましょう。

特に多いとされているのが、ひざのお皿と言われている骨が脱臼してしまう『膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)』で普段フローリングなどで飼育している場合は注意が必要です。その他に多く見られるのは、目の周りに必要より多くの涙が溜まってしまう『流涙症(りゅうるいしょう)』があり、これを放置していると『角膜炎(かくまくえん)』や『結膜炎(けつまくえん)』を引き起こす可能性があります。たまに見られる病気では、息の通る道がふさがってしまって呼吸が困難になる『気管虚脱(きかんきょだつ)』や、血が逆流していしまう『動脈管開存症(どうみゃくかんかいぞんしょう)』があります。『動脈管開存症』は、成長が遅かったり、すぐに息を切らしてしまうなどの特徴があるので、少しでもおかしいなと思ったら、かかりつけの獣医さんに診てもらいましょう。

それぞれの病気の対処方法については、別カテゴリで追ってまとめていきたいと思います。

ポメラニアンの引き取り価格

引き取り価格は、だいたい15~30万円程度になることが多いようです。ポメラニアンの値段を決めるのは、主に『毛色』『血統』『年齢』『購入場所』などによって変わってきます。

『毛色』を見てみると、『オレンジ』をはじめ『クリーム』や『ホワイト』は安定した人気があり、比較的価格が高くなっています。その他に、単色で人気があるのは『チョコレート』で、見かけることはほとんどありません。繁殖の難しさから、頭数自体が減っているということもあり、とても珍しく価格も上がります。またポメラニアンの毛で紹介した『パーティーカラー』も、珍しい色なので価格が上がるようです。時期によって人気の色が変わることもあるので、それにより値段が上下することがあります。

『血統』を見てみると、ポメラニアンのドッグショーなどで活躍した犬の子供は高くなる傾向があります。片方の親がチャンピオンなどでも価格はかなりあがりますが、両方がチャンピオンなどの場合は、さらに高くなります。場合によっては、100万を超えることもあります。

『年齢』を見てみると、生まれてから2ヶ月くらいまでは一定の価格を維持しますが、それを超えてくると下がってきます。しかし、ネットで探すことのできる2ヶ月未満で価格が表示されている子犬は、お金を払えばすぐに引き取ることができるものではなく、実際のところ生後2ヶ月後に引き取るための『予約』という形になります。その理由は、2ヶ月以内の引き渡しは親や兄弟から犬の社会行動を学ぶ機会がなくなり、問題行動が多くなってしまったために、2013年に『改正動物愛護管理法』という法律が改定され、どの犬も生まれてから56日目(一時的に45日もしくは49日)までは、販売することができなくなったことによります。

『購入場所』を見てみると、大体の方はペットショップから購入していると思いますが、ペットショップはブリーダーさんから犬を引き取っています。そこに利益が上乗せされるので、通常の場合はブリーダーさんから直接仕入れた方が安くなるといっても良いでしょう。

当然ながらポメラニアンは『生き物』であり『物』ではありません。テレビで見たから欲しくなった、知り合いのポメラニアンがかわいいから飼いたいなど、動機は自由ですが、引き取るからには、家族として最初から最後までお互いが幸せな人生を送れるようにしましょう。

新しく犬を飼うことを検討されている方は、ぜひ『犬を飼う前に知っておくべきこと』を読んでみてください。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

このブログを購読する

ご意見・ご感想

必須項目が入力されていません。
以上で送信
『ご意見・ご感想』ありがとうございました!
入力して頂いた内容は、今後の参考とさせて頂きます。今後も『いぬまとめ』をどうぞよろしくお願い致します。
いぬまとめチーム