『シー・ズー』のすべてが分かる!歴史・性格・大きさ・寿命・毛・価格

『シー・ズー』のすべてが分かる!歴史・性格・大きさ・寿命・毛・価格

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
これでシー・ズーの全てが分かるアイキャッチ画像

長くゴージャスな毛が特徴で、鼻を中心に菊の花が咲くように毛が生えてくることから『菊の花の犬』という別名もあるシー・ズー。かつては中国の皇帝たちに愛されたシー・ズー関するさまざまな情報をまとめてみましたので、気になるカテゴリをクリックしてみてください。

シー・ズーの歴史

シー・ズーの起源は、17世紀初めにチベットの僧侶に大切に育てられていた、チベットの黄金の毛を持つ羊という意味の犬種であるラサ・アプソが中国に貢物として贈られ、中国の宮廷でとても愛されていたペキニーズとの交配によって出来たと言われています。古くから中国と密接な関係にあったチベットの統治者は、『魔除け』としてラサアプソを中国の皇帝に献上する習慣がありました。そのラサ・アプソとペキニーズの特色を受け継いだシー・ズーは、鼻が低くて目や頭が丸く、長い毛で頭から全身を覆われていました。その外見が当時の中国で神聖な動物であった獅子を思わせるので、獅子狗(シー・ズー・コー)と呼ばれ、それがそのまま犬種名となったのです。シー・ズーは『神の使い』とみなされ、19世紀の西太后(せいたいごう)の時代から中国最後の皇帝である溥儀(ふぎ)の時代までにわたり宮廷の愛玩犬として愛情を受けました。しかし1950年代に共産主義者たちによる中国の王朝が倒れ、革命が起こると「犬の飼育は退廃の象徴愚かものがすることである」とみなされるようになり、シー・ズーを含めたたくさんの大量の犬が虐殺され殺され、絶滅寸前まで追い込まれてしまいました。

しかし、1930年代にイギリスなどのヨーロッパ諸国へ渡ったことにより、何とか絶滅の危機をまぬがれました。中国で飼われていたシー・ズーほ革命時にほとんど殺されてしまったため、今日世界中で飼われているシー・ズーの多くはこの時代にヨーロッパに渡った犬たちの子孫です。ヨーロッパでシーズーはよくラサ・アプソと混同され、毛深いという意味の『アプソ』というジャンルにまとめられていました。しかし、1934年ラサ・アプソとシー・ズーは異なる犬の種類として分けられることになり、より小柄でおでこが広く、鼻や口が短い犬がシー・ズーとして計画繁殖され、シー・ズーの原型が出来上がっていきました。1935年、イギリスにシーズークラブが設立され、犬の種類として公認されました。その後、エリザベス女王の母であるヨーク公爵夫人などイギリス皇室の愛情も受けました。さらに、第二次大戦中アメリカ軍の兵士たちによって、アメリカへと渡ったと考えられています。やはり当初はラサ・アプソと混同されたものの、1969年にはアメリカでも公認されました。その後シー・ズーの人気は上昇し続け、現在でも小型犬のなかで人気のある犬の種類のひとつとなっています。日本には1963年ごろに渡ってきたとされており、1964年に正式に犬の種類として公認されました。

シー・ズーの性格

シー・ズーは遊び好きで活発な面と、おだやかで落ち着いた面の両方を持っています。人や他の犬にも友好的で、愛情深い性格から子供との付き合い方も上手です。家族に対しても気を使うことができます。

さらに、陽気に振る舞い、遊んだり飛び跳ねたりすることが大好きです。ただし、やや保守的でプライドが高い面もあるので、基本的には番犬には向かない犬の種類ですが、排他的に育てると番犬のような振る舞いをするようになることがあります。また、やや物覚えが悪いという難点もあります。

シー・ズーの大きさ

シー・ズーは、小型犬の扱いになります。犬の高さの基準となる、体高と呼ばれる足の裏から肩の骨の出っ張っているところまでの高さは、オスとメスともに約20~28cm程度になります。体重については、こちらもオスとメス同様に4~8kg前後が目安になってきます。この基準より、重すぎたり軽すぎる場合には、健康に影響が出る場合があるので、体調には気をつけてあげてください。

シー・ズー以外の小型犬が気になる方は、コチラから探してみてください。

シー・ズーの運動量

シー・ズーは小柄な犬ですが、毎日の運動は欠かせません。体が小さいので室内で活発なゲームをしたり、短めの散歩をする程度で必要な運動量はこなせます。室内での運動だけではストレスが溜まってしまうので、1日1〜2回、30分程度は外に出して日光浴と散歩をさせてあげてください。シー・ズーは飽きやすい性格なので、ただ歩くだけではなく坂道や階段を利用したり、全力で走ったりしてみるなど変化に富んだ散歩がオススメです。

散歩の仕方についてはコチラが参考になると思うので、ぜひ参考にしてみてください。

シー・ズーの毛

シー・ズーの毛色にはこれといった決まりはなく、さまざまな色が公認されています。基本的にはホワイトを基調とし、毛の色が二色以上に分かれているパーティーカラーが多いです。日本でよく見られるカラーは『ゴールド&ホワイト』です。このゴールドはさらにいくつかの色に分けることができ、レッド・ゴールド、オレンジ・ゴールド、マホガニー・ゴールドなどの種類があります。マホガニーという色名は木材であるマホガニー材の色の事で、茶系の色のことを指します。続いてよく見られるカラーは『ブラック&ホワイト』です。こちらに中間色はなく、ブラックとホワイトにはっきりと分かれています。色合いのコントラストがはっきりしていてシャープな印象です。そのほかの複合色としてはホワイトを基調としない『ゴールド&ブラック』や『グレー&ホワイト』などがあります。さらにレッドやグレー、ブラウンやブラックなどのベースとなる色にホワイトやブラウン、ブラックなどの差し色がまんべんなく入った『ブリンドル』と呼ばれる毛色があります。毛色全体が『ブリンドル』の場合もありますが、『ブリンドル』と白とのパーティーカラーである『ブリンドル&ホワイト』といったカラーもあり、色の組み合わせはとても多彩です。シー・ズーにはその他にオールホワイト、オールブラック、オールグレーなどの単色の毛色もあります。特にアメリカではオールブラックが一般的です。

毛の質は、ストレートで長めの直毛と、短くフワフワした毛を持っており、このように毛が二重構造になっていることを『ダブルコート』と呼びます。シー・ズーの毛はきちんと手入れしながらのばすと引きずるほど長くなり。このような長い被毛は『ロングコート』と呼ばれています。シー・ズーの特徴であるこのロングコートを美しく維持するためには毎日のグルーミングや定期的なシャンプー、体型に合ったトリミングが必要になります。大人になってから毛の手入れをしようとすると、嫌がる子が多く、なかなか思い通りにブラッシングさせてもらえません。小さいころからブラッシングに慣れさせることが大事なので、ぜひ以下のブラシを用意してあげてください。それぞれ、Amazonで一番人気があるであろうものを探しておいたので、これを機に揃えてみるのも良いかと思います。

①ピンブラシ

シャンプーのあと、ドライヤーで毛が乾いてきた時に使うブラシです。パピヨンは小型犬なので、ピンブラシも小さめのものが使いやすいです。ブラシを軽く持ち、ブラシの重さだけでとかすようにブラッシングをしてあげてください。

②コームブラシ

普段のブラッシングに使うと、いざというときにスムーズにブラッシングすることができます。スリッカーブラシと同時に使うことで、さらに効率よくブラッシングをすることができます。またブラッシングの最後の仕上げにも使うことがあり、何かと役に立つ一本なのでぜひ揃えておきましょう。

③スリッカーブラシ

引っかいて皮膚にキズをつけないように、優しく持ってなでてあげるようにブラッシングしてあげてください。大量に毛がたまりますので、たまったらコームブラシで剥ぎとってゴミ箱に捨ててください。

 美しい被毛を保つために2週間から1か月に1回を目安にシャンプーしましょう。シャンプー・お風呂について、少なすぎると不潔になってしまい病気の可能性が高くなり、逆に多すぎると皮膚を痛めてしまいます。シャンプー・お風呂の入れ方については、コチラで詳しく説明しておりますので、ぜひ一度読んでみてください。

シー・ズーの寿命

シー・ズーの平均寿命は、11歳から14歳と言われています。日本では、23歳まで生きた例もあります。少しでも健康で長く生きてもらえるよう心がけたいですね。

犬の年齢についてもっと詳しく知りたい方はコチラに犬年齢計算機を用意しましたので、ぜひ一度調べてみてください。

シー・ズーががかかりやすい病気

犬種というものは、ミックス犬(雑種)とは違い、同じ犬の種類同士の子供が生まれるので、かかりやすい病気が決まってきます。

シー・ズーは病気にかかりにくいタイプですが、かかりやすい病気がいくつかあります。特に気をつけたいのが、鼻が小さいために呼吸がしづらくなる『鼻腔狹窄(びくうきょうさく)』です。他には、耳が毛の多さによって蒸れてしまい、細菌が発生して炎症を起こす『外耳炎(がいじえん)』、慢性的にせきが出て、呼吸困難になる『気管虚脱(きかんきょだつ)』、遺伝によって起こり、網膜が正常に働かなくなる『進行性網膜萎縮(しんこうせいもうまくいしゅく)』、足の骨を支えている骨盤と太ももがつながっている部分に異常がでて最後には立てなくなってしまう『股間節形成不全(こかんせつけいせいふぜん)』、涙や目やにが多くなり、かゆみも出る『結膜炎(けつまくえん)』などがあります。また、ひざのお皿と言われている骨が脱臼してしまう『膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)』があり、特にフローリングなどで飼育している場合は注意が必要です。

それぞれの病気の対処方法については、別カテゴリで追ってまとめていきたいと思います。

シー・ズーの引き取り価格

引き取り価格は、だいたい10~20万円程度になることが多いようです。値段は、『性別』『毛』『顔』『血統』『年齢』『購入場所』などによって変わってきます。

『性別』を見てみると、子供を産むことのできるメスはオスよりも数万円高くなる傾向にあるようです。

『毛』を見てみると、長い毛がシー・ズーの特徴であるため、毛並みが美しいほど価格が高くなる傾向にあります。毛色に流行があれば価格が変動することがありますが、基本的に毛色によって価格が変わることはありません。また、おでこや尻尾の先端に白が入った犬は珍しいので価格が高くなるようです。

『顔』を見てみると、シー・ズーは丸い顔、くりっとした大きな目、つぶれたような短い鼻が特徴的です。そのため、顔のバランスが良い犬ほど高くなる傾向にあります。

『血統』を見てみると、ドッグショーなどで活躍した犬の子供は高くなる傾向があります。片方の親がチャンピオンなどでも価格はかなりあがりますが、両方がチャンピオンなどの場合は、さらに高くなります。

『年齢』を見てみると、生まれてから2ヶ月くらいまでは一定の価格を維持しますが、それを超えてくると下がってきます。しかし、ネットで探すことのできる2ヶ月未満で価格が表示されている子犬は、お金を払えばすぐに引き取ることができるものではなく、実際のところ生後2ヶ月後に引き取るための『予約』という形になります。その理由は、2ヶ月以内の引き渡しは親や兄弟から犬の社会行動を学ぶ機会がなくなり、問題行動が多くなってしまったために、2013年に『改正動物愛護管理法』という法律が改定され、どの犬も生まれてから56日目(一時的に45日もしくは49日)までは、販売することができなくなったことによります。

『購入場所』を見てみると、大体の方はペットショップから購入していると思いますが、ペットショップはブリーダーさんから犬を引き取っています。そこに利益が上乗せされるので、通常の場合は、ブリーダーさんから直接仕入れた方が価格が低くなるといっても良いでしょう。

当然ながらシー・ズーは『生き物』であり『物』ではありません。テレビで見たから欲しくなった、知り合いのシー・ズーがかわいいから飼いたいなど動機は自由ですが、引き取るからには家族として最初から最後までお互いが幸せな人生を送れるようにしましょう。

新しく犬を飼うことを検討されている方は、ぜひ『犬を飼う前に知っておくべきこと』を読んでみてください。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

このブログを購読する

ご意見・ご感想

必須項目が入力されていません。
以上で送信
『ご意見・ご感想』ありがとうございました!
入力して頂いた内容は、今後の参考とさせて頂きます。今後も『いぬまとめ』をどうぞよろしくお願い致します。
いぬまとめチーム