犬の無駄吠えのしつけ方を徹底解説!

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近所の目が怖い!犬の無駄吠えのしつけまとめのアイキャッチ画像

自分のところのワンちゃんが、来客のチャイム、近所の物音などで、必要以上に吠えて困っているということはありませんか。「近所迷惑になるので何とかしたい!」と思っていても、なかなか直し方が分からないという方も多いかと思います。

そこで今回は、犬の『無駄吠え』の原因と対策をなるべく分かりやすくまとめてみました。『無駄吠え』でお困りの方は、ぜひこの記事を読んで『無駄吠えゼロ』にチャレンジしてみましょう。

犬が無駄吠えをする原因を知ろう!

まず最初に、犬の無駄吠えが起こってしまう原因を説明したいと思います。しかし、その前にどうしても知っておいて欲しいことがあります。

実は、犬がこれほど吠えるようになったのは『人間がそうさせてきた』からなのです。昔は、今みたいに平和ではなかったので、吠えて危険を知らせて守ってくれる番犬が必要でしたし、狩りの獲物の位置を吠えて知らせてくれる猟犬は、とても大事な存在でした。そのため、多くの犬には吠えることが求められたのです。

つまり、吠えている犬には罪はないのです。だから、まずはあなたがしっかりと犬の気持ちを理解してから、『しつけ』をするようにしましょう。

前置きが少し長くなってしまいましたが、『無駄吠え』につながると思われる原因をまとめてみました。この中に、心当たりがないかよく見てみましょう。後で、それぞれの原因に対する対策を説明していきます。

欲求や不満によって

単に欲求と言っても、人と同じように犬にも様々な欲求があります。例えば、ご飯やお水が飲みたいといった欲求や、暑いや寒いといったその時の環境を改善して欲しいという欲求、散歩に連れていって欲しいや遊んで欲しいといった欲求があります。

それらを満たすことができていないと、吠える行動につながってしまいます。また小さい頃から甘やかしていて、吠えるたびにあなたが何かを解決してあげた場合、少し不満なことがあるとすぐに吠えるようになってしまいます。

縄張り意識によって

犬には、祖先となる狼たちがグループで生活していたことから、『縄張り意識』というものがあります。いつも生活しているエリアに、知らない動物が入ってくると、そこは安全なエリアとは言えなくなってしまいます。そのため、吠えて威嚇することによってエリアから追い出そうとしたり、仲間にそういった危険を知らせようとする行為が、吠えるという行動につながっています。

冒頭でも説明しましたが、犬種の中には縄張り意識から生まれた『吠える癖』をさらに強めた結果、番犬として活躍した犬の種類が多くいます。意外かもしれませんが、身近な犬種で言うと『柴犬(しばいぬ)』や『ダックスフンド』がそれに当たります。

恐怖や不安によって

恐怖によって吠える場合は、他の人や犬に対する恐怖や、大きな音や変な音に対しての恐怖があります。また恐怖に近いですが、『分離不安(ぶんりふあん)』と呼ばれる、飼い主と離れることによる不安から吠えることもあります。

痛みによって

体のどこかが痛むことによって、痛みに耐えたり、助けを求めることから吠えることがあります。人はなかなか犬の痛みに気付くことができません。なぜなら、犬は自分の痛みを説明できないからです。そのために、吠えるまで放置されている場合は、すでに深刻な状態になっている場合が多々あります。

他の理由が思い当たらず、痛みによって吠えている可能性があるときは、獣医さんに診てもらうことが、何よりも先決です。急に診てもらうことができない場合は、コチラから症状ごとに病気をまとめましたので、参考までに何か心当たりがないか調べてみてください。

認知症によって

犬も人と同じように医学が進むするたびに寿命が伸びていっており、それと同時に『認知症』も増えてきました。

年を取ってから無駄吠えするようになったのであれば、自分の犬が認知症になっていないか疑ってみましょう。認知症の特徴としては、今までできていた『しつけ』ができなくなる、円を描くように同じ場所をグルグルと歩く、以前よりよく食べるようになる、といった症状があるので、普段から気をつけて観察してみてください。

また自分の犬が人でいうところの一体いくつなのか分からないという方は、コチラに年齢早見表を用意したので、今まであまり意識しなかった人は、一度しらべてみましょう。

無駄吠えのしつけの時に大事なこと

無駄吠えしつけるときに大事なことをまとめてみました。以下の点はしっかりと抑えておいて、次の実際に教える方法を読んでみてください。

言葉を1つに絞る

褒めるときの『いい子』や『お利口』と言った言葉を、いろんな言葉を使うのではなく自分や家族で、どれか1つに絞ってください。この時に注意したいのは、良いことをした時にとっさに使ってしまう言葉は避けた方がいいということです。例えば、ついつい使ってしまう人が多い『良し』と言った言葉は『マテ』を解除するときにも使う言葉なので、犬が混乱してしまいます。また、違ったときの『違う』や『ダメ』といった言葉も同じです。

『ごほうび(おやつ)』を用意する

おやつをあげると、おやつがないと言うことを聞かないと言う方もいますが、それは間違いです。犬が思った通りの行動をしたときに『ごほうび(おやつ)』をあげるのを最初のうちは毎回与えて、だんだんと与える頻度を下げていきます。そうすると最終的には、『ごほうび(おやつ)』をあげる必要がなくなります。

また『ごほうび(おやつ)』をあげるうえで注意したい条件がいくつかあります。

  1. 犬が喜んで食べたくなるものを選ぶ
  2. カロリーが低いものを選ぶ
  3. あげるときは小さくして

特にカロリーの与え過ぎは、犬の健康にダイレクトに影響してくるので気にするようにしておきましょう。

1日10分で根気よく続ける

人間と同じように犬にも集中力があります。よく言われてるのは、1日に10分程度のしつけの時間で十分ということです。1回で長い時間をしすぎたり、毎日何回もしつけをしていると犬は、覚えることがイヤになってしまいます。

また覚えておいておきたいのは、犬は1回であなたの言うことが分かるわけではないということです。あなたの言いたいことを少しづつ分かってもらうために、焦らず根気よく続けましょう。

犬の無駄吠えのしつけ方とは

さて、犬が無駄吠えしている原因が分かったら、対策をしていきましょう。原因別に対策をまとめましたので、以下を参考に無駄吠えをなくしてみましょう。

欲求や不満がある場合

欲求や不満があって吠えている場合は、吠えることを止めさせるためには、まず吠えることを覚えさせる必要があります。何を言っているか分からないと思いますが、犬が吠えることをコントロールできるようにするという意味です。では、順を追って説明していきます。

ステップ1:吠えさせる準備をする

犬がいつも吠えているような状況を用意しておきます。例えば、友人が家に来たときに吠えるようであれば、友人に協力してもらうのも良いでしょう。家のインターホンが鳴ったときに吠えるのであれば、誰か外からインターホンを押してもらえる人を用意します。

ステップ2:吠える合図を出す

いつでも犬が吠える状況が作れるようになったら、犬に向かって「吠えろ!」もしくは「ワン!」など合図を出します。合図は何でも良いのですが、一つに決めたら途中で違う合図に変えないようにしましょう。

ステップ3:吠えさせる

合図をしたら、準備していた吠える状況を作ります。先ほど説明していた例でいうと、友達が家に入ってきたり、インターホンを鳴らしたりします。犬が、数回吠えたらこのステップは成功です。

ステップ3:おやつを与える

犬が数回吠えたあとは、おやつを与えます。犬に吠える合図を出したらすぐに吠えるまで『ステップ1』から『ステップ3』までを繰り返しつづけます。

ステップ4:静かにさせる合図を出す

吠えることを覚えたら今度は吠えるのをやめさせる特訓をしていきます。おやつを手に握った状態で鼻先の前に持って行き、「静かに!」や「シーッ!」といった合図を出します。

ステップ5:おやつを与える

鼻先におやつを持って行くと静かになるので、静かになっているあいだ褒めてあげておやつを与えます。静かにさせる合図ですぐに静かになるまで『ステップ4』と『ステップ5』を繰り返します。

ここまでの流れを紹介した動画があるので、ご紹介します。この動画の中には、後ほど紹介する違う原因の場合の対処について説明があるので、ぜひ一度見てみてください。

ちなみに、無駄吠えに関してはしつけをするのに数週間かかる可能性もあるので、大変だとは思いますが犬とのより良い関係のために根気よく続けてください。どうしても解決しない場合は、他の原因に対する対策を参考にしてみてください。

縄張り意識がある場合

家に来た人に対して吠える場合は、『欲求や不満がある場合』で説明した方法ではなく以下の方法が効果的です。

ステップ1:吠えさせる

まずは、犬をゲージに入れておきます。次に、犬がいつも吠えているような状況を作ります。例えば、友人が家に来たときに吠えるようであれば、友人に協力してもらうのも良いでしょう。犬が、吠え始めたら次のステップに移ります。

ステップ2:無視をする

犬が吠え始めたら犬を入れたゲージの前に立って、犬に背を向けて無視をします。

ステップ3:おやつを与える

時間はかかりますが、犬がおとなしくなるタイミングがやってくるので、そのときに振り返っておやつを与えます。あとは、いつも無駄吠えをしているタイミングになっても吠えなくなれば、完了です。

こちらも先ほど紹介した動画の中で説明をしているので、ぜひ参考にしてみてください。

恐怖や不安がある場合

恐怖や不安の原因となっているものを取り除いてあげるとすんなりと解決することがあります。もし、家族があまり犬と遊んだりしていないのであれば、遊ぶようにしてあげてください。

しかし、そのほかの理由などで取り除けなかったりする場合は、恐怖や不安といったものが発生するときに犬にとって良い事をしてあげると気にしない様になる可能性があります。具体的な方法としては、『縄張り意識がある場合』で紹介した方法とほぼ同じものになります。

痛みがある場合

痛みがあると考えられる場合は、痛みを取り除く必要があります。ただちにかかりつけの獣医に連れていってあげてください。

認知症の場合

認知症によって吠えている場合は、なぜ吠えているか判断することは難しいですが、恐怖や不安がある場合とおなじような状態になっている可能性があります。なるべく犬のそばにいる時間を増やして安心させてあげてください。

しつけの時にやってはいけないこと

無駄吠えを止めさせる時にやってはいけないことを紹介しましょう。今までやってしまっていた方は、以下のことはやらないようにしてください。

叩く・怒鳴る

犬を叩いたり怒鳴ったりすることは絶対にやってはいけません。一番大事な犬との信頼関係が崩れてしまい、さまざまなしつけをはじめとする、コミュニケーションができなくなってしまいます。

騒ぐ

犬が無駄に吠えるからといって周りの人たちが騒ぎはじめると、犬は無駄吠えをすると楽しいことが起こってしまうのだと勘違いしてしまいます。そのため、周りの人は騒がずに相手をしている飼い主が、しっかりとした態度で相手をしましょう。

マズルを抑えて睨みつける

マズルコントロールとして、よく紹介されている方法です。しかし、専門家のなかでも否定的な意見が数多くあるため、『いぬまとめ』ではオススメしていません。

方法を間違えると、叱るとき以外のコミュニケーションにも目を合わせなくなってしまったり、コチラで紹介しているように歯磨きのときに口を触らせてくれなかったりと、他のしつけがしにくくなってしまう可能性があります。

最後に

以上、犬の無駄吠えのしつけまとめでした。

何度でも言いますが、一番大事なのは、犬との信頼関係です。犬の気持ちをしっかりと理解して、より良い関係を作っていくことができれば、犬もあなたのことをもっと理解してくれるようになるはずです。

何か不明な点や、質問があればいつでも『いぬまとめ』までご連絡ください。今後とも、あなたと犬とのより良い関係のために頑張っていきます。

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